ASEEDONCLÖUD | アシードンクラウド
ASEEDONCLÖUD 202 4 A/W sankayo --(山香葉)
18世紀前半 ティーガーデン という社交の場がありました。
“ティーガーデン”はその名前からも想像ができるように、お茶や軽食を取ることの出来る娯楽施設でした。
それまでは男性しか入れない娯楽施設が主流だったのに対し
男性も女性も子供も入場できるティーガーデンは広々として風光明媚な田園地帯にありました。
ほとんどのガーデンが4 月から9 月までの陽気な季節に
身分や階級にかかわらず誰もが訪れることが出来るため
家族連れにも人気があり週末は馬車渋滞が起こるほどの賑わいだったそうです。
時代も場所も違う地で
本来とは違う秋から春にかけて移動式のティーガーデンがありました。
それは霧の収集家と言われる人物に国が依頼して
癒しを求める人に対しひらかれる場所でした
霧の収集家と呼ばれた彼女は新しい場所を開拓し
その時期に癒しの効果の高い霧が多く集められる場所に
ティーガーデンを開きました
そして彼女からコーリングカードが届いた人のみが
その場を訪れることができたとか
今回はそんな霧のようなお話
【 Laboratory dress 】
収集した霧の実験をする際に着ているスモック。霧がかって視界が悪い際に、着ている服の上からすぐに被って着られるよう大きめなシルエットになっており、前後誤っても着られるようにもデザインしています。
実験する際は身体や下に着ている服が汚れないよう、大きなシルエットのままスモックとして着用し、休憩でお茶を飲む際や室内を動きまわる際は、分量や丈の長さが邪魔になるので、ローウエストの位置でしぼって、丈を上げたり分量を抑えられるデザインにしています。
【素材】
Cotton 50% ,Rayon 50%
- Camellia sinensis jacquard -
お茶の木はツバキ科の植物で、学名をCammellia sinensis(カメリアシネンシス)といいます。
ヨーロッパにお茶がもたらされたのは17世紀で、オランダの「東インド会社」によって中国から伝えられました。それが18世紀のイギリス貴族社会で次第に人気を高めていき、今に至ります。
そんなお茶好きの貴婦人たちがその時代に着ていた、ドレスやシャツによく使われるシルクジャカードの生地をイメージし、カメリアシネンシスの花をモチーフとしてデザインした生地になります。
(当時イギリスの貴族の間でティーセットは青の絵付けが主流だった為、この生地もオフと絵付けに使われていた青の2色展開にしています。)
縦糸はレーヨンフィラメントで、横糸はコットンのシルケット糸を使用し、織も染色も福井県で行っています。
糸でシルケット(強アルカリで処理)することで 染色性の安定と光沢感、張り感がでます。
またレーヨンの柔らかくソフトな肌あたりと、綿の特別な横糸の張り感で着心地の良い素材に仕上げています。
【サイズ】
S(レディースサイズ)
着丈:116
身幅:71.5
肩幅:61
袖丈:44
首周り:48
【モデル】
158cm : 平田
【カラー】
Blue
Ivory
made in Japan
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