特集2:Silk
ー 肌に優しいのは、シルクだよねー
9月中旬を過ぎ、やっと秋を感じる風が流れてきて夜は少し肌寒さを感じるようになりましたが、 日中は日によって大きく変化するし・・・。 そうなると毎日のお洋服選びも迷ってしまって‥‥ 半袖にするか、長袖にするか、羽織を一枚持つか‥リネン素材か綿素材か‥ 素材選びにも気を使いますね。
そこで今回は気候の変化にも対応でき、お肌にも優しいシルクをご紹介いたします。 最近ではシルクを使った商品が数多く見られ、シャンプーやリンス、下着、サプリメント、そしてスイーツにまで、シルクを使ったあらゆる商品が誕生しています。
シルクってどんな素材?
シルクとは、蚕の繭から取れる天然繊維です。約18種類のアミノ酸が結合した繊維で、
主成分は人の皮膚と同じ「タンパク質」です。
そのため、肌への親和性が非常に優れていると言われています。
シルク生地の特徴は?
シルクは天然繊維で唯一「フィラメント繊維」と呼ばれる長繊維のため、美しい光沢と特有のなめらかさを持っています。 シワにもなりにくいため、古来より衣類として重宝されてきました。今では洋服だけではなく肌着類にも用いられています。
保湿性が高く、なめらかな肌触り、美容効果が期待できる
シルクには、美肌効果が期待される成分「フィブロイン」、コラーゲンの主な成分となるアミノ酸がバランスよく含まれています。
保湿性が高いことから、なめらかな肌触りでやわらかい質感を好まれる方におすすめです。 シルクを身にまとうだけで、自然に肌にうるおいを与えてしっとりさせ、角質層のキメを整えるので、 保湿クリームは少量で大丈夫とも言われています。
紫外線カット効果が期待できる
シルクは紫外線カット効果が高いとされています。 シルク素材の衣類を着用することで紫外線をカットする効果が期待できます。
夏は涼しく、冬は暖かい
シルクの繊維は微細な多孔質構造をしているので、繊維の間に空気をたくさん含んでいる為、保湿性に優れています。 また、シルクは綿の1.3〜1.5倍の吸水性があり、同時に放湿性も高い素材です。 そのため、汗をたくさんかく夏でもベタベタせず涼しく着用できます。 また、繊維の間に空気を多く含むことができ、熱伝導率が低くなっているため、 外気温に影響されにくく、夏の就寝中でも汗や蒸れを感じにくいです。
静電気が起きにくい
シルクは吸湿性が高いため、肌触りが柔らかい素材です。 その為、肌との摩擦が起こりにくく、静電気の発生を抑えてくれます。 衣類を脱ぎ着するときの静電気が気になる方にもぜひおすすめです。
丈夫な素材
シルクは細い糸で薄く折られているので、他の生地に比べ破れやすそうな弱いイメージがありますが、 実は繊維の中では強靭な部類で、綿や羊毛よりも強いと言われています。
お洗濯について
衣類についている取扱表示記号に、「手洗いマーク」がついている場合は自宅で手洗い洗濯できます。同じマークに×が付いている場合は洗濯ができないので、クリーニング出すなど専門業者に相談しましょう。なお、シルクは摩擦に弱いので雑に扱うとすぐに生地が傷んでしまいます。
洗濯機での洗濯は避けてお洗濯して下さいね 。
シルクを洗濯するときは、おしゃれ着用の中性洗剤でシルクの衣類を洗濯するときは、シルク用の洗剤もしくは、おしゃれ着用の洗剤(中性洗剤)を利用しましょう。普通の洗濯用洗剤は弱アルカリ性のものが多く、タンパク質を主成分に持つシルクに用いると生地が劣化する恐れがあります。
洗濯する前に生地の色落ちをチェックしよう
シルクは色落ちしやすい素材です。洗濯前に色落ちがしないかをチェックをするのも大事ですね。
失敗しない!正しいシルクの洗濯方法
シルクの衣類は、洗濯機ではなく手洗いしましょう。手順は以下を参考にしてくださいね。
【洗濯の手順】
1. 洗浄液をつくる 洗い桶に20度前後のぬるま湯を用意し、洗剤を溶かします。洗剤の量は記載されている内容に従ってください。
2. 洗う 広げた状態の衣類を裏返しにして両手でふわっと持ち、洗浄液の中を泳がせるように左右に動かします。汚れが気になる部分はスポンジでポンポンと叩くようにしましょう。 なお、シルクを傷めずに洗うコツは、短時間でサッと洗い、サッとすすぐことです。長時間水にさらしておくと生地の劣化を招く恐れがあります。
3. すすぐ 2.の洗浄液を捨て、洗い桶に新たに20度前後のぬるま湯を入れます。そこに衣類を入れ、洗浄時と同様に優しく泳がせるようにしてすすぎましょう。水を3回ほど取り替え、洗剤を落とします。
4. 脱水 シルクは摩擦に弱いので、脱水は軽く水を切る程度にしておきましょう。ぎゅっとしぼるのはNGです。ある程度水気を切ったら、広げたバスタオルの上に置いて水分を吸わせてください。
5. 干す シルク製品は必ず平干しをしてください。ハンガーにかけたり洗濯ばさみで留めたりすると、形崩れの原因になってしまいます。また、シルクは紫外線を吸収する性質があるので、直射日光のもとに干すと色落ちする恐れがあります。直射日光の当たらない風通しの良い場所に干すようにしてください。
手洗いマークが表示されているものでも、若干の縮み、歪みなどはございますので、綺麗に着用されたい方はクリーニングに出していただき、縮みや歪みを風合いとして気軽に着用されたい方はお家でお洗濯されて、生地の変化を楽しむのも良いですね。
お洗濯は自己責任の上でご自身に合った方法をお選びいただければと思います。 高価なイメージのシルクですが、こんなにも身体にも優しく機能性が高い素材なんですね。 季節の変わり目の今の時期、シルクの良さをさらに実感してただけると思います。
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