八柳商店 | やつやなぎしょうてん
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天然素材のみを用い、職人の手によってひとつひとつ作られた伝統的な樺細工でありながら、現代の生活の道具を目指した新商品です。香合(香を収納する蓋付の小さな容器)として、アクセサリーなどの小物入れとして、また調味料入れとしてもお使いいただけます。もちろん茶葉や菓子入れとしてもお使いいただけます。樺細工は湿気を避け、乾燥を防ぐ特性を持っており、古く江戸時代から薬入れや煙草入れとして用いられてきました。天然桜皮のため、お使いいただくうちに艶が増し、色合いも変化し、永く経年変化をお楽しみいただけます。
素材:山桜、経木(天然木)
サイズ:本体 3×2.2×7.5
【伝統工芸士 米沢 研吾】
経歴書
昭和54年 角舘町生まれ
平成15年 大学卒業後、伝統工芸士福井正人に師事
平成17年 独立して自宅に工房を構える
平成29年 伝統工芸士に認定
主な受賞歴
平成17年 角舘町 伝統工芸展 仙北市長賞
平成20年 角舘町 伝統工芸展 秋田県魁新報
平成25年 日本民藝館展 奨励賞
平成29年 角舘町 伝統工芸展 ABS秋田放送賞
【素材について】
素材となる大山桜の皮は自分たちで採取にいきます。桜の咲く山を探し、山の持ち主に入山と皮の採取の許可を得てから向かいます。
採取できるのは、梅雨あけ7月から寒くなる9月の中旬まで。雨の日は皮に水分がつき、カビの原因になるため晴れた日のみ採取に行きます。
将来の材料不足に備えて、植樹もしていますが自然の中でゆっくり、じっくり成長したものがやはり皮の質が良いです。採取して2.3年は乾燥させ、それから皮の表面を削ったものは茶色(無地皮)、ごくたまに採取できる特別に綺麗なものは、ほぼ削らず灰色(霜降り皮)そのままで使用します。
そのため、同じ形でも灰色の霜降り皮は希少性がございます。
【製作について】
制作はすべて手作業であり、茶筒は沢ぐるみの経木に桜皮を貼り付けています。
接着には膠ニカワを使用し、直火で熱したコテで貼り付けていきます。
コテが高温すぎると皮は焦げてしまうので、温度調節しますが水の入ったボウルに熱したコテを潜らせ、蒸発する音を聞き分けて調整します。
すべて人の手で製作しているため、お直し可能であるため30年40年、世代を超えてお使い頂けます。
【お直しについて】
長くお使いいただくうちに表面の皮が剥がれてきたりした場合、お直しも承っております。
購入先は問わず、証明書などなくても大丈夫です。別途お直し代がかかります。
- 八柳商店 -
〒0140317
秋田県仙北市角館町下中町2
0187-53-2653
営業時間:9時〜16時 定休日:月曜日
【お手入れ方法について】
乾いた柔らかい布で、節目の方向に優しく拭いて下さい。
毎日手で触れることにより、艶が出ます。経年変化をお楽しみ下さい。
▽天然の桜皮を使用しているため、一つひとつ個体差があります。掲載商品とお届けする商品は異なりますので予めご了承ください。
▽樹皮そのものの水分を失わないように、直射日光や適温を超える高温室内でのご使用は避けてください。
▽水洗い、冷蔵庫での保管、電子レンジなどでの使用は破損の原因になりますのでおやめください。
※撮影日の天候や光の加減により色味が正確に反映されなかったり、
パソコンや携帯端末等により、画面ごとでの多少の色目の違いがある場合がございます。
生地感やお色目についてなどご不安な点がございましたら、お買い上げ前にお問い合わせください。
※ 実店舗でも同時に販売致しております。
ご注文と入れ違いで店頭にて完売となってしまう場合がございます。誠に申し訳ございませんがご容赦下さいますようお願い申し上げます。